インド映画全般
世界最大の映画大国、インド!
インドは、映画制作本数および観客動員数の点でも、世界No.1の座を誇る映画大国です。 もちろん、インドの人口が11億人を超え、世界第2位の人口が、その背景にあります。
しかし、インド映画は、インドやインド国外に在住するインド系住民のみならず、 東南アジア、南アジア、西アジア、アフリカ諸国で高い人気を誇っており、広大なインド映画圏を形成しています。
インド映画の多くは、3時間前後にも及ぶ娯楽映画で、ストーリーは、恋愛ものが人気を集めています。 しかも、なぜか半で押したように「一目ぼれ」というケースが大半 ^_^l
そして、ストーリーの途中で場面ががらりと変わり、原色豪華の絢爛たる衣装や、 多数のバックダンサーによるミュージカルシーンが挿入されるダイナミックさ!
日本式に言えば、インド映画の多くが、「ミュージカル映画」の様相を帯びており、 インドの歌や踊りをタップリと味わうことができます。
こうした独自の映画文法を持つインド映画は、 ヒンディー語による映画の制作中心地ムンバイの旧名ボンベイとアメリカのハリウッドをもじって、 「ボリウッドフィルム」と呼ばれたり、あるいは、日本では「マサラ・ムービー」と呼ばれたりして、 インド映画中毒患者を増やしています。
言語ごとに制作されるインド映画
公用語だけで27もあり、ほとんど州ごとに異なる言語が話されているインドでは、 映画マーケットも言語ごとにあります。
それぞれの言語圏ごとに映画の都があり、活躍する人気俳優も異なります(重なる場合もあります)。 当然、映画のテーマや作風の傾向などの映画文法も、異なります。
中でも、インド北部を中心としたインド全土をマーケットとするヒンディー語映画、インド南部を中心としたタミル語映画、 インド南東部のアーンドラ・プラデーシュ州の公用語であるテルグ語による映画、 そして、インド南部4州の一つ、カルナータカ州の公用語であるカンナダ語による映画の4つが、 代表的です。
そこで、例えばヒンディー語で制作されたある映画がヒットすると、同じ脚本を使って、 タミル映画の男優、女優を使ったリメイク作品が制作されることもあります。
インドの国際映画祭
- ケーララ国際映画祭 - International Film Festival of Kerala
- ケーララ州で開催されるケーララ国際映画祭の公式サイトです。
- ムンバイ国際映画祭 - Mumbai International Film Festival
- ムンバイ(旧ボンベイ)で開催されるボンベイ国際映画祭の公式サイトです。 ドキュメンタリー、短編、アニメーション映画など。
- カルカッタ映画祭 - Kolkata Film Festival
- コルカタで開催されるコルカタ映画祭の公式サイトです。