インド鉄道利用ガイド - 2

インド鉄道切符/チケットの予約・購入

インドを鉄道で旅行するならば、まずはインド鉄道のサイトで、列車番号、電車名、出発時刻、到着時刻、運航日などが表示された電車のリストをチェックしましょう。

チェックするだけでなく、オンライン予約もできます。鉄道の切符は、60日前から購入が可能です。スケジュールがはっきりしているなら、日本でオンライン予約しておくのも1つの手です。

あるいは、行き先、出発時間、列車番号、クラス別運賃の一覧表をサイトで調べて、プリントアウトしておくのも便利です。

現地で鉄道切符の予約・購入するには、パスポートと外貨からルピーに両替した際のバンクレシートの提示が必要です。

切符/チケットを購入する方法は以下の通りです。

  • インド鉄道ウェブサイト
  • 切符/チケット購入窓口(エンクワイアリー|Enquiry)
  • 鉄道予約オフィス|Railway Reservation Office
  • 外国人専用窓口|Foreign Tourist Resevation
  • 旅行会社の利用

インド鉄道ウェブサイトの利用

予約が可能な切符チケットは、出発日60日以内のものです。 また、オンライン予約の受け付け時間は、インド時間の4時~23時30分です。

  1. インド鉄道公式サイト

利用の仕方

1:登録
[New User Click Here to sign up]をクリックして、まず登録を行います。[*]印がついている項目は、入力必須項目です。 ※[Pin/Zip]項目は、郵便番号にあたる項目です。インドのZipコードは6桁ですが、日本の郵便番号7桁を入力すれば大丈夫です。
2:ログイン
登録した[Username]と[Password]でログインします。すると、[Plan my Travel and Book]が表示されます。ここから、[From/出発地][To/目的地][Date/出発予定日][lass/座席クラス]を入力するか選択します。 出発地と目的地は駅コードを入力する必要があります。
3:検索
列車番号、電車名、出発時刻、到着時刻、運航日などが表意されたリストを見て、乗車したい電車を選択します。 画面下にあるメニュー、[GetFare/運賃][Showvailability/入手状況][Show Route/ルート]から、詳細情報を閲覧できます。 [Book Ticket/チケット予約]をクリックすると、予約ページに移動します。
4:予約
一度に6名までの切符を予約できます。また、[Berth Preference/寝台]で寝台の上下の位置も、選択できます。 [Ticket Type/チケット種類]には、i-ticket、e-ticket、Tatkal Ticketの3種類あります。
●i-ticketは、座席予約のみオンラインで行い、実際のチケットは後で受け取る形になります。 インド国内に無料で配達してくれる[Deliver my ticket]か、[I will collect ticket from New Delhi Collection Center given below/ニューデリーのコレクションセンターに受け取りに赴く]のどこちからをサイトで 選べます。
●e-ticketは、サイトで必要事項を入力・選択した後、そのページをプリントアウトすると、 プリントアウトした紙が、そのままチケットになります。 出発の6時間前、早朝便の場合は前日の12時間前までに予約する必要があります。
●Tatkal Ticketは、追加料金を払うことで、座席(※1A座席クラスを除く)を確実に予約できるモードです。追加料金は75ルピーから300ルピーです。
予約が終わったら、[Continue]をクリックします。
5:確認
チケット予約内容を確認します。料金は、[Ticket Amount/運賃]に、[Service Charges/手数料]が追加される形で表示されます。[Service Charges/手数料]は、Upper Classで40ルピー、Lower Classで40ルピーが目安です。 内容を確認したら、[Make Payment」をクリックします。
6:支払い
支払い方法を選択します。日本から予約する場合、普通はクレジットカードとなりますが、クレジット場合、1.8%の手数料がかかります。なります。 カードタイプ、カード番号、有効期限、CVV number(クレジットカードの裏面にある署名欄のカード番号の下3桁)を入力して[Buy]をクリックすると、予約が終わります。
チケットの受け取り
New Delhi Collection Center
営業時間:月~土曜:8時~22時、日曜:8時~14時
住所:Room No.17, IRCA Biliding, Chelmsford Road
アクセス:ニューデリー駅からコンノート・プレイス方面に歩いて約5分) i-ticketで、[I will collect ticket from New Delhi Collection Center given below/ニューデリーのコレクションセンターに受け取りに赴く]を選択した場合、New Delhi Collection Centerにチケットを取りに行く形となります。 ※電車の出発時間の30分前、あるいはセンターが閉まる30分前までにチケットを受け取らないと、キャンセルされる可能性があります。

切符/チケット購入窓口(エンクワイアリー|Enquiry)

インドの鉄道駅には「総合案内所」にあたるエンクワイアリーがあります。まずエンクワイアリーで購入したい切符/チケットの行き先、種類を告げて、どの窓口で購入できるか教えて貰いましょう。

切符/チケットの購入窓口だけでなく、乗車ホーム、リタイアリングルームの場所などのインフォメーションを提供しています。

なお、エンクワイアリー|Enquiryは、駅によってはレイルウェイ・インフォメーション|Railway Informationとなっている所もあります。

鉄道予約オフィス|Railway Reservation Office

カウンターなどに、出発日、列車番号、座席クラスなどを記入する「予約フォーム|Reservation Form」があります。必要事項を記入して、予約を行います。希望座席が満席の場合に備えて、必ず第2希望、第3希望まで想定しておきましょう。

鉄道予約オフィスは、なぜか駅構内ではなく、近くの隣接した建物や、街中にオフィスがあることもあります。また、デリー、コルカタ、ムンバイなどでは、空港の到着ロビーに鉄道予約オフィスがあります。

外国人専用窓口|Foreign Tourist Resevation

大都市・観光地の駅では、外国人専用窓口|Foreign Tourist Resevationもあります。通常の切符購入窓口よりもすいており、英語も通じやすい利便性があります。

普通、ズラリと並んで切符購入窓口の一番、端にあります。ニューデリー駅のように、駅の2階に外国人専用窓口があるケースや、コルカタのように街中にある場合もあります。

旅行会社の利用

ツーリスト・エリアには、鉄道やバスのチケットを手配してくれる旅行会社があります。移動したい都市名を告げれば、出発時間や料金を調べて手配してくれます。

とは言うものの、法外な手数料を請求したり、ウエイティング・チケットを「これは、OKチケットだ」といって、ごまかす旅行会社も少なからずあります。利用にあたっては、注意が必要です。

良心的な旅行会社ならば、手数料は1枚につき80~120ルピーほどです。

切符・チケットの払い戻しについて

体調が悪化するなどの理由で、突然、スケジュールが変更になった場合、ある程度、切符の払い戻しができます。

払い戻しされる金額は、出発時間と移動距離によって異なります。例えば、201キロ~500キロ未満の距離で、出発時間の4時間前から6時間後の場合、料金の50%の払い戻しが可能です。